ツインレイと自己愛

こんにちは、Pink Pig です。

 

ツインレイプログラムを進んでいると、自己愛、そして無償の愛といったキーワードに何度も向き合わされます。

私の主人は、自己愛性パーソナリティ障害を持った人々の中で育ち、前妻もこの障害を持っていました。私の祖母も、この障害だった可能性が高いです。自己愛性パーソナリティ障害を持つ人は、年々増えているそうです。

できるだけ簡潔にまとめると、自己愛性パーソナリティ障害の人は、健康な自己愛、自己肯定感が著しく欠如しています。故に、心底では酷い劣等感に苛まれながらも、表面的には素晴らしい、自身に満ちた、周囲の注目に値する自分を創り上げていきます。非常に計算高く、人を操作しようとしますが、人に共感する、人の痛みを憐れむといった能力がありません。道徳心も、世間体を保つ為に偽るものでしかないので、平気で嘘を並べ、人を陥れ、利用します。もし悪魔というものが人の中に存在するならば、自己愛性パーソナリティ障害の人、またサイコパス等は、最も悪魔に近い人間となりうるでしょう。彼らは囁きます、「あなたを支配するという形で、あなたに依存させて。それが私の愛。」

「自己愛」、己を愛する力は、私達を魂のレベルで人となすに必要不可欠なものです。自己を健全に愛せない者は、他者もどこか歪んだ形でしか愛せません。ツインレイは、己がどれほど健康な自己愛に欠けていたか、どんな劣等感を隠し持っていたか、そしてどうやって自分と向き合い、自分で自分を満たしてあげれるのか、そういったことを学ばされます。

お互いに、相手に精神的に依存できない、相手を束縛できない…でも、愛している。愛されているのも心の奥では解っている。愛したいのは、自分。では、なぜ依存できないと愛が無いように感じるのか?なぜ相手をコントロールできないと、愛されていないように感じるのか?

人は常に何かに依存して生きています。まったく依存しない生命などありません。束縛したいのも、依存したい故です。つまり、私達は不安なんですね。親に見放されたらどうしよう。彼に見放されたらどうしよう。社会に見放されたらどうしよう…現実的であろうとなかろうと、そこには「死」の影がちらつきます。死は、生物的な感覚としては、絶対的孤独と同じです。

私は幼い頃から日本と海外の両方で暮らした経験がありますが、日本人は自己肯定感が少ないな、と感じさせられます。「自慢だと思われるから、自分や家族の良いところは、あまり言わないようにしよう。」「人と違うと嫌われるから、同じ意見を言って、同じことをしよう。」「強い女性はもてないから、自分を卑下しよう。」等など… 中にはなんだか、「私、ここに存在してすみません。」とでも言いたそうな態度の人もいます。周囲とうまくやる為に、表面的に謙虚にするのは良いかも知れませんが、その態度が内面にまで影響してしまうと赤信号です。

「私なんて」と言って、傷つくのはもう一人のあなたです。もう一人のあなたは、常にあなたに育てられている、あなたの心の子どもです。親が「こんな子なんて」と言えば、子どもはどう感じるでしょう。

「あなたが大好き。あなたを誇らしく思ってる。直してほしい短所もあるけど、それも含めて、私はいつもあなたの味方。私は何があっても、決してあなたを見放さない。あなたにいつも注目してる。あなたの願いを叶える為に、私にできることならなんでもする。」…まるで子煩悩な親の言葉のようですが、これらすべて、あなたが、あなた自身に、自信を持って言えるべき言葉なのです。

「自分で自分を満たす。」健康な自己愛が育っていないと、できないことです。主人を含め、自己愛性パーソナリティ障害の親に育てられた子は、親の愛を受けれなかったが故に、自己愛が育たず、それは苦しい人生を歩みます。そういった人たちに「(本当の意味で)自分を愛して。自分を好きになってあげて。」と突然言っても、まず無理です。人からの愛で改善されるところはありますが、自己から逃げ続けている限り、苦しみは続きます。

最初は、小さな一歩でいいのです。「今日、どんな日だった?」「今、どんな気持ち?」「その服、素敵だね。」「悲しかったね、よしよし。」自分で自分に、注目してあげてください。語りかけてあげてください。「今まで無視してて、見てみぬふりしてて、あなたに嘘ついてて、ごめんね…」

あなたはずっと、あなたが気づいてくれるのを待っていました。いたづらしたり、拗ねてみたり、これでもかとあなたの注目を引こうとして、でもその度にあなたに無視されたり、「こんな自分が嫌」と言われ、傷ついてきました。

自分からは、一生逃げられません。あなたが逃げようとするほど、「だったら嫌でも見せてやる!私を苦しめるお前を苦しめてやる!」と、親の気を引こうとするティーンエイジャーの如く、あなた自信があなたに攻撃を仕掛けて、人生がしんどくなります。でもあなたは本当は、とても可愛い人です。ただ一途に、ずっと、あなたに振り向いてもらえるのを待っていたのです。ぐれていても、拗ねていても、根は単純に、あなたに愛して欲しいのです。あなたからの愛を感じたいのです。

ツインレイに限らず、自己愛の育成は、心身ともに健康な人間をつくる上で欠かせないものです。ただ、ツインレイプログラムの場合、「神の愛」に気づくことによって、自己肯定感が増すという特徴があるのかなと感じます。神の愛が自己の愛に伝染すると、自己愛がほぼ無敵になってきます。

神はあなたの中に、というのは本当なんですね。私は特定の宗教には属しませんが、世界中のどんな宗教も、根底には愛があるというのはそのためだと思います。

とりとめの無い文になりましたが、少しでも自己愛を育てるきっかけになればと思います。

 

Pink Pig でした。